朝ドラの常識を超えた「あまちゃん」


朝ドラの常識を超えた「あまちゃん」

「あまちゃん」が始まる前、NHK朝の連続テレビ小説は前作の「愛と純」をはじめヒット作に恵まれず、視聴率のとれない時代が続いていました。そんな中放送された「あまちゃん」はこれまでの朝ドラとは違った魅力で私たちを虜にしました。今回はそのドラマ「あまちゃん」を紹介したいと思います。

「あまちゃん」の魅力は主に3つあるとおもいます。まずは脚本です。宮藤官九郎の脚本は池袋ウエストゲートパーク」や「流星の絆」のような ヒットしたものもありますがその独特の世界観からなかなか受け入れられないものもありました。

しかしこの「あまちゃん」は本当に展開が面白く、登場人物全てを魅力的に扱っています。そして次はヒロインの魅力です。このオーディションで発掘された能年玲奈は本当に逸材で主人公の天野アキがぴったりです。その澄んだ瞳と可愛い表情から繰り出される強烈な方言が印象的で、魅力ある人物になっています。このドラマはヒロインが他にもたくさんいます。まず親友のユイです。こちらは正統派アイドルといった感じですが腹黒くアキとの対比でいい味を出しています。二人がいろいろな経験を経て大人になっていくのがこのドラマの主題でもあります。

そしてアキの母親春子です。演じるのは往年のアイドル小泉今日子で見事に元ヤンの生かした母親です。この春子がアイドルをかつて目指しながらも挫折していたことが物語をより面白くしてくれます。

3世代アイドルとして祖母の夏もでてきます。アキを引っ込み思案な性格から解放し、立派に成長させてくれます。薬師丸ひろこが演じた大女優鈴鹿ひろみもこのドラマには欠かせません。他にも魅力的な登場人物がたくさんいて掛け合いが最高でした。

三つ目の魅力は舞台となった三陸海岸です。2011年の東日本大震災を物語のキーポイントに据えており、綺麗な景色と復興の様子が私たちの共感を呼びます。なかなか行くことのない地域でしたがこれを機にぜひ行ってみたいと思います。